こんにちは〜!今回は、瀬谷駅の北口から徒歩約10分のところにある1tas1さん(読み方は イチタスイチ)へ取材に行きました。ハンドメイドのショップ&ギャラリーとカフェスペースに加えて、手芸教室、幼児・子ども向けの造形教室、小学生のお預かり事業や、ヨガ教室、落語、演劇、マーケットのイベントなどいろいろなことを行っているお店です。私は、瀬谷オープンガーデンの冊子で1tas1さんを知ってからずっと気になっていました!(6月12日投稿記事【レポート】瀬谷オープンガーデン2022~花と緑に囲まれる癒しのちょい旅~参照)カフェのお部屋。広々としていて落ち着く空間。和室もあり、まるでおばあちゃん家に来たような温かい雰囲気。本日は、まずコーヒーをいただいてゆっくりくつろいでから、カフェの4名掛けテーブルでオーナーの半澤さん・土屋さん、スタッフのyuuさんにお話を伺いました。1tas1を始めたきっかけは、井戸端会議…—早速ですが、1tas1を始めたきっかけを教えてください。土屋さん)元々、私と半澤は近所で、よくワイワイと井戸端会議をしていました。その頃はお互い子育て中で、家族のこと、子どものこと、身の回りのことの他、何か楽しいことをしたいと話していました。そしていつかみんなが気軽にお喋りできたり、誰もが得意なものを表現出来てそれを通じて人と人とがつながっていける場所があればいい、などただひたすら話していました。それが最初のきっかけだったと思います。—ご近所同士の井戸端会議が、はじまりだったのですね。何気ない話のなかのことが実現されていることに驚きました。お庭から見たカフェのお部屋「いいこと考えた!!」とにかくやってみよう。—その後、2009年ハンドメイドアトリエをオープン。最初はアトリエだったのですね。半澤さん)そうです。はじめは小さなアトリエを開きました。始まって少し経つと、アトリエに立ち寄るお客さまとお話しするようになり、お客さまも時間を忘れてお話ししてくださることが多くなってきました。「それならば、カフェを開いて、コーヒーを出して、ゆっくりお話しするのがいいのでは!」と思い立ちそこでカフェを始めました。カフェのメニュー(一例)—カフェは、お客さんの需要や空間に合わせたアイデアだったのですね。半澤さん)はい。以前お店を出していた場所※では、昼間のカフェだけでなく、月に一度夜にお酒とおつまみを出して、バルも開いていました。コロナ禍で実施が厳しくなりお休みしていましたが、こちらに移り場が広くなったこともあり、去年のクリスマスにバルを開催。今年も行う予定です。—なるほど。なぜ以前の場所から移られたのですか?半澤さん)1tas1は、小さな子どもから年配の方までどなたにでも開かれている場所でありたいと思っていました。特に、来てくれる子どもたちがもっと伸び伸びと遊べるような広い場所を借りたいなと思い、大家さんに相談したところ、今の広いお家を紹介してもらい「ここだ!」と勢いで引っ越ししてきました。土屋さん)この場所が良い空間であり続けられるようにと思っているので、今回の引っ越しもそうですが、「いいこと考えた!!」「面白いこと出来るかも」と考えたら、『じゃあやってみよう!』とある意味勢いで行動しています。※1tas1は2021年4月に 瀬谷区相沢4-9-4 から現在の 瀬谷区中央38-7 に移転しています。絵本や冊子、遊び道具土屋さん)何かを始める前には「うまくいくかな」って心配に思うことも多くありますが、そのたびに周りの人に相談して、助けてもらってきました。ここまで続けてこられたのも、そういう皆さんがいてくださったからこそだと本当に感謝しています。—自分たちの目指す1tas1の形を追い求め続けて、行動に移しているところが本当にすごいです。そんな熱い想いが周りの人からも支持されているのだと思いました!yyの手芸教室や子どもの造形教室のほか、イベントを実施。イベントはお客さまが企画してくださることもあります。※最新のイベント情報については、1tas1のホームページをご確認ください。みんなが自分らしくいられるために1tas1を続けていきたい…—最後に改めて1tas1への想いをお聞かせください。半澤さん)私たちの最初のきっかけは近所での井戸端会議でした。今後そういう他愛のない話ができる場所がすごく大事になってくると考えています。今、若い社会人で無理して体調を崩してしまう人が多いですが、人に会ってちょっとした話をすることで、気晴らしになると思うのです。なので、今はこの場所をどうにか保ちたいと思っています。「みんなで助け合って」なんて言ったら仰々しいけど、それぞれが得意な力を出し合って、この場所が心地よい空間だなって思ってもらえたら嬉しいですね。土屋さん)思えば、最初の井戸端会議では「瀬谷をおしゃれにしたい!」って話していました。おしゃれっていうのは、服飾の見た目やブランドのお店が立ち並ぶおしゃれという訳ではなく、自分が思っていることや、やりたいことをちゃんと表現できる、自分らしくという意味で。ここが、そんな風にみんなが自分らしくいられる場所の一つとして存在できればと思っています。もっともっと、瀬谷の街も、1tas1も、おしゃれに面白くなれると思っています。—半澤さん土屋さんの何気ない会話から1tas1が始まり、その後も自分たちの想いを形にしていること。小さい子どもからおじいちゃんおばあちゃん、いろいろな人が混ざりあう空間を大切にしていること。刺激と共感できる内容で、大変興味深いお話でした。たくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました。続いて、スタッフのyuuさんにお話しを伺いました。世代は異なる同士が、ユニットを組み商品を製作!—yuuさんが携わっているショップ&ギャラリーについて、詳しく教えてください。yuuさん)はい。私は奥の工房で土屋と商品や作品を作っています。土屋と一緒に『yy』というユニットを組んでいます。お互いの名前、yukaとyuuの頭文字を取って『yy』です。基本的に刺繍やパッチワーク、素材作りは土屋が行い、縫製は私が担当したりと、お互いの得意を活かして商品や作品の製作を行っています。今後は自分たちで作った商品や作品の販売だけではなく、洋服や雑貨を買い付けてきてセレクトショップのような形にしたいと考えています。—オリジナルの商品や作品は、全てに土屋さん、yuuさんのこだわりや想いが詰まっていてどれも素敵です。yyのロゴ販売している小物(一例)Instagramにも紹介があります!工房若い人たちにもたくさん集まってきてほしい!—今後の展望を教えてください。yuuさん)若い人たちにもっと来てもらいたいですね。色々な年代の人が集まってこそ、1tas1がもっと面白くなると思います。自分を含め若い人たちからもっと「面白いこと」を発信していきたいですし、若い人たち自身もここでのイベントやお客さんとの交流で、色々なカルチャーを知るきっかけになってもらえたら良いと思っています。—それでいうと我々マッチメディア瀬谷は20代社会人と大学生の同年代の若者で構成されています。メンバーの年代が広がるともっと活動の幅も広がるのかな、なんて思いました。私たちと同世代のyuuさんと、お話しさせていただき、とても刺激になりました。ありがとうございました。〜取材を通しての感想〜来訪する前は、おしゃれなカフェでイベントごとも行っているところだろうなと漠然とイメージしていました。実際にインタビューしてみて半澤さん、土屋さんが積極的に1tas1を面白くしていこうと挑戦し続けているのがとても素敵だなと思いました。インタビュー中も、常連のおじいさまがお茶してくつろぎにきていたり、お子さんがお庭からいきなり現れて遊びにきたりと、まさに誰にでも開かれている憩いの場でした。また、11月5日お客さま企画のぷらすマルシェイベントでは、1tas1に集まったお客さま同士の輪がまた新たな出会いにつながっていて、とても温かい気持ちになりました。長めの記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも1tas1が気になった方は、是非ぜひ行ってみてほしいです。カフェでほっと落ち着ける空間、関心やコミュニティが広がって新たな出会いがあるかもしれません。以上、地域のみんなの憩いの場『1tas1』へインタビュー!!でした。下記にお店からのお知らせとホームページ、Instagramのリンクを掲載させていただきます。よろしければ是非ご覧くださいませ。◇1tas1手芸・工作教室(小学生〜大人)随時生徒募集中!◇1tas1こども造形教室(3歳〜小学3年生〈目安〉)随時生徒募集中!◇ギャラリー、和室、洋室レンタル貸しありリンク: 1tas1_cafeマッチメディア瀬谷written by 七瀬