こんにちは!暑い日が続いておりますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。暑い日はアイスコーヒー片手に涼しい部屋でまったり過ごしたい、、共感していただける方も多いのでは!?今回はそんな時のお茶菓子にもぴったりな洋菓子を取り扱うお店にお邪魔してきました!この記事では「パティスリー シェ・イル」さんへの取材の様子をお伝えします。他の記事を読んでくださってる方の中にはお気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう!こちらのお店は"雨の日お出かけプラン"の記事でも紹介させていただいたあの洋菓子店です。お店があるのは三ツ境駅から徒歩4分。富士見通りに面したオレンジ色が目を引く可愛らしいお店です。お店に並ぶ色とりどりのマカロンは瀬谷の逸品にも選ばれています。今回は「パティスリー シェ・イル」のシェフである島さんにお話を伺いました。ーまずは瀬谷でお店を開いたきっかけを教えてください。三ツ境駅は相鉄線沿いの中でも人の利用が多いということに加え、瀬谷区は大きな小中学校も多く子供が多いのでバースデーケーキをはじめとした洋菓子のニーズが高く、喜んでいただけるのではないかと考えました。また、もともと住んでいたこともあり土地勘のある瀬谷にお店をひらこうと決意しました。ー島さんにとっても瀬谷は身近な街だったのですね!お店のホームページでフランスで修行されていたことを知ったのですが、その時のお話を聞かせてください。20年ほど前、もともとホテルでパティシエとして働いていた際にフランス旅行でマカロンに出会ったことがきっかけでした。当時日本ではマイナーだったものの、有名店のマカロンの美味しさに衝撃を受けワーキングホリデーでフランスへ行くことにしました。パン屋さんや有名洋菓子店で経験を積みながらマカロン作りを勉強し始めました。日本に帰国後お店を開いてからもマカロン作りの研究を進めています。ーそこから個人でお店を開こうと思ったきっかけがあるんですか。お店を開きたいという気持ちはずっとありましたが、ホテルのシェフを目指してみようという思いもあり迷っていました。そんな中でしたが、社内コンクールでの優勝にも背中を押され店を開くことを決心しました。ーお店を開くにあたって特に苦労したことはありますか。個人店を開くとなると、経営の面など何もわからないところからのスタートでした。お店を出している知り合いなどに話を聞きながら手探りでやるしかなかったように感じます。20年弱色々な所で勉強し満を持してオープンしてみましたが、新商品や季節限定商品のアイデアが思うように浮かばず自分の引き出しの少なさに気づきました。他のお店なども参考に模索しながら種類を増やし、当初は2段だったショーケースを現在は3段に増やすことができるまでになりました。ー私達もお店に入った瞬間、華やかなショーケースに釘付けになってしまいました。どれも素敵で迷ってしまうのですが、特におすすめのスイーツを教えてください。「ガトーシェイル」です。お店が3周年を迎えた時、お店の名前のついたケーキを記念に作りたいという思いから生まれました。フランスで学んだ「いいな」と思ったものを詰め込んだ渾身の商品になっています。マカロンを土台としてミルクチョコのムースにラズベリーのジュレとパッション風味のクリームが入ったケーキです。ーここでもマカロンを使っているとは!そんなマカロンへのこだわりを聞かせてください。日本に帰国してから本格的にマカロン作りを研究してきましたが、フランスと日本では気候が大きく違うため、日本の湿度や気温に合わせて生地やクリームの水分量の調節が必要でした。特に日本は四季があるため季節によって水分量を変えなければならないんです。また、湿気を吸収するため包装するまでの時間を短縮することも重要です。マカロンに出会って20年、お店を開いて9年、試行錯誤を経て今が1番満足いく完成度のマカロンだと思っています。ーこだわり抜いて作られているんですね、、!見た目も楽しいマカロンですが、フレーバーへのこだわりはありますか。最初は3種類のみであまり目立たないなと感じていました。そこで、フレーバーを増やしてみることにしました。食べる人に喜んでもらえそうなフレーバーを考えてみるとチョコやキャラメルなどが浮かぶのですが、大体茶色っぽい色身になってしまうことが悩みでした。そんな時、当時のバタフライピーブームをヒントに思い切ってロイヤルミルクティーの味を水色にしてみたところ多くの方にお手に取っていただけるようになりました。ショーケースに入っている時も色が明るい方が目につくのだなと彩りの大切さを感じました。種類が増えたことでプレゼントに買っていかれる方も増えましたね。瀬谷の逸品に選ばれたことも多くの方に知っていただけるきっかけになりました。こだわりの詰まったマカロンを私達も実際に購入させていただきました!カラフルな見た目が可愛らしくて、箱を開けた瞬間に笑みがこぼれてしまいました。特有のサクサク食感にとろーりクリーム!美味しすぎる、、完成するまでの様々なお話を聞いた後にいただくマカロンの美味しさに感動してしまいました。ーこれまで瀬谷でお店を続けてこられた上での瀬谷への想いを聞かせてください。お店を開いて9年間あっという間だったという感覚です。これまで様々なご意見やご感想、お褒めの声をいただいてきて感謝しかありません。「美味しかった」と言っていただけると本当に嬉しく思います。個人店に勤めたことがなく全てが一からのスタートだったため、至らない部分が多い中で繰り返し来てくださるお客様には本当に感謝しています。お話の節々から、シェフ島さんのマカロンをはじめとする洋菓子へのこだわりやお店への愛情が伝わってきました。瀬谷にある可愛らしい洋菓子店「パティスリー シェ・イル」は何よりも"お客様のために"という工夫や思いやりが詰まったあたたかいお店でした。インタビュー中にも次々とお客様が訪れ、お店が多くの人に愛されていることが感じられました。瀬谷の愛され洋菓子店「パティスリーシェ・イル」ぜひ訪れてみてくださいね。「パティスリー シェ・イル」営業時間や営業日はホームページからご確認ください。written by ふう&ころね